農山漁村で稼ぎを創ろう

levin2020
2018年9月26日

宍倉 惠
2016年7月8日
《7月3日(日) 講座のまとめ・感想 農山漁村で稼ぎを創ろう!②〜マーケティング、ビジネスプランニング、ファイナンスの初歩〜》
講座のまとめと感想を共有致します。
いつもに増して遅くなり申し訳ありませんm(_ _)m
皆さんもご感想をお願いします〜!
————————————————————–
【問】 良いと思うビジネスをあげてください。
ー家業・地域特化型・ソーシャルビジネス型・都市型 様々なビジネスがあがりました。(写真1)
★評価したポイントはどこ?(写真2)
①理念・価値観
②ビジョン・ミッション
③戦略・戦術
④組織・制度
★地球の仕事大學としての良いしごと=4方良しの日本版ソーシャルビジネス(前回講義録参照)
【課題発表】 あなたがビジネスをするなら?
ーグループでシェアしたあと、代表で1名ずつがプランを発表・皆さんから質問・コメント。(写真3)
プラン①結の会 大房さん
地域の作家さんの営業代行。都市の飲食店等(+その先にいる生活者)とのマッチング。
プラン②Do One Wood 田中さん(写真4、5)
自伐型林業で薪販売+キャンプ場
プラン③クラフトビールの飲めるゲストハウス 豊川さん
長期滞在者向けゲストハウス。(ドミトリー)宿泊場所・食事の提供。安く長く滞在できる。
★森羅万象から応援されるビジネスとは、、、
ー品質、信頼、価格、そして共感
行動の積み重ねで信頼できるか否か判断される。継続性があるのか。
ー外発的動機(昇進、報酬など外部から)ではなく内発的動機(達成感、自己実現など内面から)を軸に置く仕事をつくること。
★事業プランニング各項目について
ー顧客
・幸せにしたい人を絞らないとビジネスにならない。(ピンホールマーケティング)「こういう人が増えたらいいな〜」像を具体的に持ち、その人に向けてメッセージを打ち出す。
・自己実現⇆お客さん:自分がやりたいことがビジネスとして成立するのか検証すべき。
ー製品(プロダクト)(写真6)
なにより、競争優位性=他者が真似できないものを。常にブラッシュアップする。…ことが難しい。例として、月3万円ビジネス×10コ 全てに優位性確保するのが難しい。
ー価格(プライス)
コスト基準:製造(実行)にどれくらいコストがかかるか
マーケット基準:市場では一般的にどれくらいの値段で取引されているか
両方を行き来しながら適正価格を探っていく。
※マーケット基準に偏ると生産者の「買い叩き」の危険も…
ーベンチマーク、プロモーション
市場はどこ?ライバルは誰?ターゲット層はどこ?
ターゲットを明確に、そこに当たるプロモーションを。
例:「田んぼキャンプ」ターゲット=キャンプに行く人? だとしたらTarzanやBePalとコラボ!
※どこの財布からでてくるのか。今ない予算を上乗せして買ってもらうのではなく、今すでに使ってる予算のうちどの部分をうちで使ってもらうのか。企業のCSR予算などを活用する手も。
例:ジムで体を鍛えてる人→田んぼで身体が鍛えられることを科学(生物学?)的に証明→ジムじゃなくて田んぼで農トレ!
ー資金調達の方法
負債、資本増やす。上場する等、、
★あなたは「担い手」なのか、「プロデューサー」なのか。そしてどの分野で活躍するのか。(写真8)
担い手:生産・加工・現場でのプレイヤー
プロデューサー:アイデアや企画力をもって事業をマネジメント
両者がタッグを組み事業を行う。
★独立自営、自分で道を切り拓くのは楽しい!

 


———————————————
【感想】
農山村でのビジネス、たくさんのアイデアが出ましたね。皆さんすぐにでもビジネスを始められそうな勢いで驚きました、本当に…!
ただ、お金を回す、ということはやっぱり泥臭いことがついて回って、軌道に乗せるまでが限りない努力が必要なのだろうな…と思いました。
私は、最初の問が投げかけられたとき、良いと思うビジネスの条件をいくつか考えました。会社があまり思いつかなかったもので、、。
◯モノの生産〜販売まで一貫して関わっている会社:ストーリーを持っている、共感性が高い。
◯モノの生産〜販売まで搾取され人がいない、労働環境が整っている会社。
◯地域社会に人を呼び込める、お金が落ちるきっかけを与えるビジネス。
◯在るモノ、資源を生かしているビジネス。よって持続可能である。
などなど、、。
例によって就職活動で様々な会社の話を聞きに行くと、
あれ、なんか最初は良さそうな会社だと思ったのに、なんかやってることおかしくない?本質的にどう?そういうやり方で意味ある?と考えさせられたり、
世の中むちゃくちゃ分業されてるおかげで技術がすごいスピードで進化していくんだなぁと大量生産・消費・破棄社会の仕組みを垣間見たり、
そういう世界があることは仕方がないし、気持ちもわかるけど、自分がその担い手になりたいのかって言われると違うかなぁとか思いつつも、
やっぱりお金が必要で、今はひとりだから良いけど家族をもったら余計だよなぁ、と思い至ります。
やっぱり4方良しをしてる人がちゃんと生きていける社会をつくらないといけないんだろうと思います。
そういう動きの第一線にいる方、向かおうとしている方たちと地球のしごと大學を通して勉強させてもらい、恵まれた環境に身を置けているなぁと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です