里山サバイバル

levin2020
2018年9月27日

宍倉 惠
2016年11月6日
《11月5日 里山サバイバル〜災害時に役立つ、基本的なサバイバル技術を学ぼう〜 講座のまとめ・感想》
教養学部も終わりが近づいてきましたね。簡単にですが、以下、昨日の講座のまとめです。
薬草の講義中、度々席を外していた時間があったので、ぜひ補足をお願いしたいです!※特にカキドオシの話以前と、チンキの話あたり。
写真はすみません、後で追加しますね!
…感覚瞑想の行程をことばで書くのは、なんだかナンセンスな感じがしますね。笑
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川口拓さま
就職決まってたけどサラリーマンになりたくない+ランボーに憧れ
アウトドアの修行にカナダへ。
アメリカでネイティヴアメリカン流の自然との付き合い方を学ぶ学校へ。
2001年から日本で教え始める。
◎サバイバルではない、自然とのやりとり
ナイフ一本でもあると自然とのやりとりがなくなってしまう。なければ適した石を探し、使い方を考える、という行動が入る。
◎感覚瞑想の概念
マインドフルネス、アウェアネスとも。
サバイバルではなく、生のサイクルの波に乗ること。
例えば、ネイティヴの眼でみると、野生動物=自然のリズム合わせてダンスを踊っている。
自然をきめ細かく感じるための体操。
ネイティヴアメリカンは、きめ細かい感覚のセンサーをもって、動物を狩る時至近距離で仕留めなければいけない。
◎感覚瞑想のやりかた
①ワイドアングルビジョン
ベースとなる視野の持ちかた。
視界を広く持ち、全体的な動き・調和をみる。みているけど、みていないような。
(↔︎トンネルビジョン
字を読む、名前を認識する、など左脳的なはたらきをつかった視野)
②音。
正面、右、左、うしろ 360度の音を拾っていって、全方向から音を聞く。
③におい
この風景はどんなにおいか。
④味
この景色をまるごと口に入れたらどんな味がするだろう。
◎自然の動きは一定ではない
日の出日の入り、春夏秋冬で変化する。
春の朝とか秋の夕暮れは賑やか
動物たちが入れ替わる時間
波よりはるか上にレーダーがあるがたまには立ち返ってみると
ネイティヴアメリカン
良い、悪い、がほとんど出てこない
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◎サバイバルの基本事項
(命を守るという純粋な意味)
人間が必要なもの5要素
意識を向ける順番と人間がなくても生きていられる限界時間
第一に、酸素、そのあとは、、
①シェルター(衣服なども含む)
体温確保 3時間以内に
②水 3日
③火(光熱)
④食 30日
火:心のエネルギー
美味しくたべれたり 夜火がおこせたり。食べられないものたべれる、飲めない水が飲める。→生きようという思いが違う
※体が必要としてる順番は、どんな環境においても変わらない。手段が後に来る。(例えば、体温確保するために、食べて体内で熱をあげるなどの方法もある。食はひとつの手段である。)
◎火を起こそう
火は生きている→呼吸もするしご飯も食べる
薪を集める
①ふわっとした繊維質のもの(杉の枯葉や杉の皮など)
②離乳食 鉛筆の芯くらいの太さ
③鉛筆前後
④指くらい
⑤それ以上の太めのもの
※乾いていて、ぱきっと折れるやつ。立ち木で枯れているものは良い。
サバイバルの場合は、最小資源で長く火を灯したい→なるべく分厚く火床をつくり、温度を高める。
道具
①弓 腕くらいの長さの湾曲すくないもの。パラシュートコードを弓紐にすると良い。
②板2枚。15〜20cm×1.5cm
親指の爪で跡がつくくらい柔らかいもの。
③ハンドル(でしたっけ…?)、抑える板 脂をつける。(鼻や耳の脂つかえる)
④ナイフ
ステンレス、便利
鉄、切れ味良い。オススメはモラナイフ。安いもの使い倒して、自分に合ったもの探せば良い。
⑤麻ひも 火床用
杉の皮などで代用可。
◎野草、薬草、セイタカアワダチソウ茶を飲もう。
野草を勉強するポイント
5種の薬草を覚えるのではなく、ひとつの薬草が持つ5種類の効能を覚える。
セイタカアワダチソウ
ブタクサと間違えられるが、花粉は虫が媒介する。
・カキドオシ茶
ミント系の良い匂い精油を外に出そうとする→分泌が良くなる
・ヒメジオン
ピリッと刺激が身体をあっためてくれる。一緒に飲むことで他の薬草の効き目をよくする。
・イノコヅチ お浸しがおいしい。
・タンポポ 成分が歯磨きがわりに。苦味成分は胆汁を刺激し、消化を助ける。胃酸が出過ぎる時は、抑えるのではなく、苦味成分をとることで全体のバランスを整えてくれる。
・ギシギシ ビタミン・ミネラル。根っこが薬草として使われる。新芽がネバネバしていて、鎮静作用があるので、火傷や痛み止めに。
・カタバミ 酸っぱい=ビタミンC。消化促進。
・セイタカアワダチソウ茶
満開の花の部分を収穫。
水が沸騰したら、投入して、湯出し。
苦み、渋み=消化を促進。
リラックス効果など。
◎効能を理解するには…
香りがする=精油を含む=消毒殺菌効果を持つ。
苦み・渋みは胆汁を刺激し、消化を促進。
など、味やにおいなど身体で感じるものと、それによって起こる身体の反応を知る。
薬草でチンキ
エキナセア、ヨモギなど
★川口先生の『ブッシュクラフト』好評発売中!
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【感想】
佐倉プチ遠征、お疲れ様でした!
身体のしくみを論理的に理解して、生きるために行動をする、というわかりやすい部分と、自然のリズムを読み、自分のセンサーを近づけていく、という感覚的な部分とが良いバランスで融合した講座だったなぁと思います。
講座を受ける前は、佐倉で里山サバイバルができるのか…?もっと山奥でないといけないのでは?と思ってましたが、前提の考え方が違った、と言いますか、切迫した状況で危機迫ったかんじではなく、自然の全体の動きを読み取るなど、むしろ、静のなかの動を感じ取る、といった趣向だったので、こういうことだったんだーと納得しました。
感覚瞑想は、一度だけ体験したことのあるヨガに近いかんじがしました。気持ちよかったですね。
火起こしは、ポイントを抑えれば自然にある材料で自分にもできそう!と思いました。炎って本当にあったかいんですよね。冬の農作業の休憩時間に暖をとるため草を集めて野焼き(本当は勝手にやっちゃだめ笑)したとき、衝撃的にあったかかったなぁ、と、懐かしく思いました。切迫詰まった状況で、自力で火が起こせたら、本当に生きるエネルギーになると思います。
薬草は、いろんな味があって楽しかったですね!こんなに身体に良い効能があるもので溢れているとは、、知れば知るほど、世界が変わりますね。
自然の味の奥深さを知るほど、化学調味料系の刺激の強い濃ゆい味付けが、安っぽく感じます。
原田さんの仰っていた、自分の体の感覚をもう少し信頼してもいいかも、という言葉が印象的でした。本当ですね、そういう感覚を働かせることの大切さを思い出させてくれた講座だったと思います。

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