最後の講座

levin2020
2018年9月27日

宍倉 惠
2016年12月27日
《12月3日(日) 講座のまとめ・感想》
今年ももう終わりですね。
風邪が流行っているようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
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※まとめの前に1点お願いです。
教養学部講座開講時にお願い済みのことですが、改めてm(_ _)m
講座内で撮影させていただきました写真を、地球のしごと大學のウェブサイトなどの広報用に使用させていただきます。ご了承くださいませ。
万が一不都合等ありましたら宍倉までご相談ください。
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さあ、最後の講座まとめ(今さら!)、張り切っていきます!
>卒業式、大介さんのイントロプレゼンのみを復習用に。
1年間の講座の振り返りの一助となれば幸いです。
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【大介さんプレゼン】
◎今日の世界
川上側:農山漁村、1次産業
川下側:都市部、全知全能
資源の流れ 川上→川下(加工・サービス化)金銭が巡る。川上と川下の分断。
◎分断から生じる社会課題:一次産業の退廃、環境破壊、貧富の格差拡大、行き過ぎた個人主義、心の病、働く喜びの欠如、少子高齢化
⇒分断をつないでいく人たちの存在の必要性
講座のおさらい&皆さんのキャリアへの提案
◎3つの方向性
①大地を守る。:農林水産業。自然界と接点を持つ仕事。
②暮らし・つとめ・稼ぎ・遊びのバランス見直し。
③自立自衛の稼ぎを創り出す。
◎①大地を守る。
持続可能なナリワイのありよう。
循環再生産=元本減らさず、恵みとして財をいただく。
(ex.)自伐型林業、自然栽培など。
林業:元本=山 恵み=木々
農業:元本=土 恵み=作物
※人間のためにたくさん獲ろうという収量ベースは×
※専業では困難。⇒兼業。ライフスタイルも絡めて。(半農半xなど)
◎今後の農業の流れ
従事者:第二次、第三次産業>第一次産業従事者=川下の発言権強い。
今後、人工知能、IoTによる、生産性向上・付加価値向上。強い農業。
従事者増ではなく、大規模化。お金にならない部分(中山間など条件不利な場所)の切り捨て。
僕らの戦略!意志ある人たちで、小さな面積を分担して、持続可能な方法な農林水産業で守っていく。>半農的+持続可能なやり方には補助金を…。条件不利な中山間を守る。
◎②暮らし・つとめ・稼ぎ・遊びのバランス回復
4つの領域の回復と、充実が、幸福度を左右。
暮らし:衣食住の自給、DIY、家族や仲間と一緒に。
務め:仲間・近所で、協力しなくてはならないこと。
遊び:スポーツ・文化・芸術。
⇒4つの領域の境目、オンオフがあまりない世界に。
◎③自立自営の稼ぎをつくる。
日本の人の動向:農山漁村(血縁社会)→サラリーマン(機能型の会社)~折り返し地点→自営化、地域に散っていく層の出現。
自営+ほかの稼ぎ(サラリーマン的なもの含む)
※自営化することはつまり…
・生産手段を取り戻す(=消費者の視点→生産消費者への転換)。消費の仕方の変化「自分の払ったお金があの人の生きる糧に」
・叩かれ、是正され、生かされていることを知る。「お互いに持ちつ持たれつ。」
・良心ある無数の個が支え合う社会の構築。
>都市側
特徴:大規模集中・従属無関心・孤立分担、専業分業化。
強い論理:組織論理、消費者側の個人の利己性
>農山漁村
特徴:小規模分散・自立自営、個が考える。

◎グローバル/グローカル/ローカル
>グローバル
特徴:グローバルに根差してグローバルに提供。一番得する場所で、一番刺さる人に。→生活の利便性を根底的に引き上げる。
戦い方:イノベーション。圧倒的な技術やデザイン力で、市場を席巻する=寡占化。(巨大企業No1~3まで)
分野:IT、テクノロジー、ものづくり。
>グローカル
特徴:ローカルに根差しつつ、グローバルに提供する。(市場がグローバル=外貨)。都市側が金払う。地元が日常で使う店ではない。
戦い方:富裕層、ニッチニーズ向けに、ピンホールのマーケティングを駆使して商品開発。小さく、強く。6次産業的な。全体に通用する何かを磨くみたいな。
例:強い町工場。(実は世界シェアNo1とか)、タルマーリー(パン屋・ビール)。
>ローカル
特徴:ローカルに根差してローカルに提供。地域の人に売り、地域のお金を循環させる。
戦い方:地域No1を目指す、地域になくてはならないインフラ・コモディティ・サービスの提供。労働力不足が地域に行けば行くほど、顕著なので、自動化とかIT活用で生産性向上させ集約化が進められる。
分野:飲食・小売り・介護・福祉・教育…。ユニクロ、マックも。
※グローカル/ローカル、どちらの業種でどう勝負し、どうお金を稼ぐかを考えていく。
参考文献『なぜ日本はローカル経済からよみがえるのか GとLの経済成長戦略』
◎プロデューサー/マネージャー/職人。
プロデューサー:風(都市)寄り。
マネージャー:風寄り。
職人:土(農山漁村)寄り。
グローカル型:商品を作る職人。行程や経営のマネジメント。どうやってグローバルに売り込むのか、マーケティング的なプロデュース。全て必要。
・3つの要素をひとりでやるor仲間とやって組織にするのか。ひとり、ないしは家族でやれるところへの注目。
◎豊かな暮らしのために
金銭経済と非金銭(贈与と物々交換)経済の両輪が回りだす。
グローバル市場をベースとした経済・ローカルでの自営に目覚めたプロシューマ―~それぞれの製材やサービスを物々交換・贈与。
全体を良くしたいという理念に基づいた行動。
交換をするほど、関係性は強まる。=関係性資本、豊かな生、幸せ度の向上。
続いて、【受講生の皆様の今後のキャリアについて発表】


 

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