2016年9月4日 ·
近所にはアスレチック、ラフティング、キャンプなどのアウトドア活動の施設が作られてきている。観光業の活性化により、移住者が増えることを期待している。しかしそれだけでは、遊びに来るだけなので、移住にまでは至らないだろう。毎年、居住人口の2%の人が外部から移住してくれば、集落が存続するという研究報告を聞いたことがある。石徹白の場合、毎年6人、つまり毎年2世帯が移住してくれば存続できることになる。水力発電で作りだした電気は、村では使わないで、中部電力に売ってしまっている。小水力といえども初期投資の負担は大きい。しかしこうした活動によって地域の存続の意思を示せば、多くの人が石徹白に興味や関心を持つようになり、村が存続できる可能性が出てくる。実際、今では村民の1割を移住者が占めるようになったという。