斎藤舞華
2016年3月6日
《3月6日(日)講座のまとめ・感想》
~100年後の資本市場はどうなる?ソーシャルファイナンスについて考えよう~
こんばんは。インターンの斎藤です。本日の講義の感想を書かせていただきます。
「ソーシャルファイナンスの教科書」の著者・河口真理子さんによる、私たち日本人にはあまり浸透していない、投資というお金の使い方における誤解と偏見を解くような講義でした。
どうしても、投資という言葉からは、リスクが高く素人には手が出しにくいもの、という印象を受けますが、年金や保険など、普段何のためらいもなくお金を払っているものも見えないところでお金が運用されている、リスクはあるということを実感し、それなら運用方法をきちんと把握しておく必要があると思いました。そのために、日本では金融について学ぶ機会がもっと必要であると感じました。私自身、学校でも家庭でも、最低限のお金の知識、世の中の仕組みしか教わらなかったように感じるので…。(幼い頃、「お金が足りないならもっとお金を作ればいいんじゃない?」と親に聞いたところ、「そうしたら物の価値が下がってしまうんだよ」と説明されましたが、その頃はいまいち腑に落ちませんでした。今なら簡単に理解できますが、もしかしたら今の私もあのときの親のように、子供が理解できるように説明することは難しいかもしれません)
私たち消費者が、目先の利益でなく、長期的な視点でものを選びながら生活していくことで、市場での持続可能な取引が行われるようになる、という言葉は他国での実例もあり日本でもできるのではないかと思いました。自分には縁のないことだと思い込んでいた部分にも実は隠れたつながりがあることが分かり、これから食わず嫌いをせず目を向けるきっかけになりました。
皆様も一言お聞かせください!
カテゴリー: 地球の仕事B
ソーシャルファイナンス
発酵する生き方
高浜 菜奈子
2016年2月22日
《2月21日(日)講座のまとめ》
発酵道〜昔ながらの酒造りから見えてくる共生の世界、発酵する生き方〜
皆さま、昨日はお疲れ様でした。
効率性と引き換えに失われつつある、面白みのある酒造りの現場を見せていただきました。自然の法則の中で、微生物の力を借りながら、醸し出される日本酒は奥深いですね。お米作りから行い、微生物を育む寺田本家の酒造りからは、母性すら感じます。
また、先代の寺田啓佐さんが微生物の世界から見出した、人間の生き方・価値観が、きちんと体現されているように感じました。多様性を受け入れる姿勢が、すごいなと。(お酒になる途中のものに、私たちの指入れちゃいましたもんね。)一風変わった『寺田本家の美味しさ』の所以が分かりました。美味しいとは何か?、考えさせられます。それぞれの工程での「菌の味」の違いが面白かったです。
さらに、「製造業に従事する」ということが、「機械に頼ることによって、代替可能な無人格な人間になること」を意味するのでは無く、「それぞれの人生を楽しみながら、職人として奥深い世界と向き合うこと」を意味するようになる、というのが今後の一つの方向性だと感じています。
皆さまも一言感想お聞かせください〜
人口減少時代に、目指すべき社会経済モデルとは
高浜 菜奈子さんがリンクをシェアしました。
2016年2月13日
《2月11日(祝)講座のまとめ》
里山資本主義を考える〜人口減少時代に、目指すべき社会経済モデルとは〜
藻谷さんの講座には、西洋近代化、植民地主義・帝国主義および経済発展と途上国開発のイデオロギーの延長において、現在私たちが置かれた都市の社会状況を確かなデータを元に客観視し、里山資本主義の必要性を確認するという意義があります。
明治維新後(戦後はそれを変質・加速させる形で)、日本社会は、(内山先生の講座で考えたような)自らの固有な文化・共同体を解体し、経済成長という最優先目的を達成するための、都市を中心とした政治システム・生活様式・家族観・教育システムを西洋近代から移植させてきました。中央集権化、都市への一極集中もそのシステム導入のためには必然でした。今日になって、そのひずみが地方の空洞化、経済循環・資源循環の破滅、家族のあり方の変容による教育・福祉の外部化、福祉制度の破綻などの社会問題として顕在化しています。それらを落ち着いて、正しく認識し、その適切な処置として、里山資本主義を捉える必要があります。
以下、粗い内容で大変に恐縮ですが、まとめです。コメント欄にて、補足・感想等一言いただければと思います。(メールにて藻谷さんのpptお送りしましたので、ご確認くださいませ。)
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データは、「率」のみならず、「 絶対数」をきちんと見なくてはいけない。例えば、空き家「率」が一番高いのは山梨県だが、空き家の「数」が一番多いのは東京都。都市圏では空き家が多い。高齢者の増加は全国で同時に進んでいる。高齢者が増加したからと言って、必ず高齢化のデータが出るとは限らない。団塊の世代が人口ピラミッドのどこにあるか、その地域にどれくらいいるかは重要。また、高齢者になる予定の人たちがどれくらいいるかによっても動態が分かれる。もともと高齢者になる人がいない地域は、高齢化率は上がっていかない。例えば、栄東町のようないわゆる田舎よりも、企業城下町である豊田市の方が、65歳以上の増加率が顕著。
東京23区はブラックホールと化している。例に漏れず、高齢者は増えている。若い人を集めるが、集めたところで、東京23区は子供を産み育てるには酷な環境。従ってますます子供は減る。東京都の出生率は1.1パーセント、自給率0パーセント。以上の人口動態データから、片足を地方に移す必要がある。また、地方の「成績表(高齢者増率、現役世代減率)」は、地産地消、若者の移住、子育て支援で改善できる。大切なのは事実をしっかり認識し、適切に対応することである。
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また、ここまでの講座後参考書籍として、以下3冊推薦いたします。
是非お読みいただき、また意見交換できればと思います。
『デフレの正体』藻谷浩介:http://amzn.to/1c1Hm0D
『脱資本主義宣言』鶴見済:http://amzn.to/1Wj4YDh
『エンデの遺言』河邑 厚徳:http://amzn.to/1Wj52CQ
農山漁村の民衆精神を考える
高浜 菜奈子
2016年2月8日
《2月6日(土)講座のまとめ》
哲学特講②農山漁村の民衆精神を考える〜農村共同体とその伝統的信仰心〜
宗教、信仰という言葉は、明治以前はなく、ほぼ同義のものが存在したとすれば、もっと土着的な自分たちの社会に対する思いだった。伝統的な民衆思想では、「結びあう世界」を土台としている。全てのものが結びあう中から、私や貴方、木や海やミミズが、その形を持って出現しているだけであり、つまり私や貴方、木や海やミミズは同じものである。Nature(自然)やcommunity(共同体)は、明治以降の外来語で、もともと日本には、人間と自然とをわける感覚がなかった。西洋的な共同体は人間界を指すが、日本的な価値観では自然界も人間界も一体とみなしていた。
ただ、人間は我欲と切り離せないので、結びあう世界が見えなくなる=自然(ジネン、オノズカラのままに)になれない。日本の自然信仰(山岳信仰など)とは、結びあう世界が姿を現したもの(権現思想)としての自然に、真理を求めることである。仏教は、他の宗教と違い、伝播する過程でその土地の信仰と融合しながら、変化する。日本に仏教が入ってきて、もともとあった民衆精神が言葉を得た、と考える方が正しい。日本の仏教の特徴的なものとして、唯識があるが、これは、「結びあう世界・意識=阿頼耶識」よりも「なんか分かる、第六感=末那織」、また、それよりも表層的なところに、「眼織・鼻織・耳織など=六識」があるので、根本・本質は捉えることができないということである。「諒解」とは、突き詰めずに良いという感覚を前提に、非合理的事象を受け入れることである。戦後、お国のために頑張った人たちの中で自分のために生きないと損をする、という国民意識が醸成され、そこに高度経済成長が訪れたことで、個人主義で生きていける社会となった。公の概念も国と混同され、消された。しかし、徐々に戦後のトラウマのない人々が増えてきたことで、少しずつ変わり始めている。
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結びあう世界から(突起のように)出ている人間も自然も同質なものであるとする価値観と、本質は捉えられないというところから来る、分からないことがあっても良いとする価値観は、パンドラの箱の希望だと思います。これを基軸にどう社会をデザインし直すか、一年間の講座を通してみなさんと考えていきます。
みなさま、一言感想お願い致します!(一言でなくとも構いません!)
最後の講座
宍倉 惠
2016年12月27日
《12月3日(日) 講座のまとめ・感想》
今年ももう終わりですね。
風邪が流行っているようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
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※まとめの前に1点お願いです。
教養学部講座開講時にお願い済みのことですが、改めてm(_ _)m
講座内で撮影させていただきました写真を、地球のしごと大學のウェブサイトなどの広報用に使用させていただきます。ご了承くださいませ。
万が一不都合等ありましたら宍倉までご相談ください。
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さあ、最後の講座まとめ(今さら!)、張り切っていきます!
>卒業式、大介さんのイントロプレゼンのみを復習用に。
1年間の講座の振り返りの一助となれば幸いです。
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【大介さんプレゼン】
◎今日の世界
川上側:農山漁村、1次産業
川下側:都市部、全知全能
資源の流れ 川上→川下(加工・サービス化)金銭が巡る。川上と川下の分断。
◎分断から生じる社会課題:一次産業の退廃、環境破壊、貧富の格差拡大、行き過ぎた個人主義、心の病、働く喜びの欠如、少子高齢化
⇒分断をつないでいく人たちの存在の必要性
講座のおさらい&皆さんのキャリアへの提案
◎3つの方向性
①大地を守る。:農林水産業。自然界と接点を持つ仕事。
②暮らし・つとめ・稼ぎ・遊びのバランス見直し。
③自立自衛の稼ぎを創り出す。
◎①大地を守る。
持続可能なナリワイのありよう。
循環再生産=元本減らさず、恵みとして財をいただく。
(ex.)自伐型林業、自然栽培など。
林業:元本=山 恵み=木々
農業:元本=土 恵み=作物
※人間のためにたくさん獲ろうという収量ベースは×
※専業では困難。⇒兼業。ライフスタイルも絡めて。(半農半xなど)
◎今後の農業の流れ
従事者:第二次、第三次産業>第一次産業従事者=川下の発言権強い。
今後、人工知能、IoTによる、生産性向上・付加価値向上。強い農業。
従事者増ではなく、大規模化。お金にならない部分(中山間など条件不利な場所)の切り捨て。
僕らの戦略!意志ある人たちで、小さな面積を分担して、持続可能な方法な農林水産業で守っていく。>半農的+持続可能なやり方には補助金を…。条件不利な中山間を守る。
◎②暮らし・つとめ・稼ぎ・遊びのバランス回復
4つの領域の回復と、充実が、幸福度を左右。
暮らし:衣食住の自給、DIY、家族や仲間と一緒に。
務め:仲間・近所で、協力しなくてはならないこと。
遊び:スポーツ・文化・芸術。
⇒4つの領域の境目、オンオフがあまりない世界に。
◎③自立自営の稼ぎをつくる。
日本の人の動向:農山漁村(血縁社会)→サラリーマン(機能型の会社)~折り返し地点→自営化、地域に散っていく層の出現。
自営+ほかの稼ぎ(サラリーマン的なもの含む)
※自営化することはつまり…
・生産手段を取り戻す(=消費者の視点→生産消費者への転換)。消費の仕方の変化「自分の払ったお金があの人の生きる糧に」
・叩かれ、是正され、生かされていることを知る。「お互いに持ちつ持たれつ。」
・良心ある無数の個が支え合う社会の構築。
>都市側
特徴:大規模集中・従属無関心・孤立分担、専業分業化。
強い論理:組織論理、消費者側の個人の利己性
>農山漁村
特徴:小規模分散・自立自営、個が考える。
◎グローバル/グローカル/ローカル
>グローバル
特徴:グローバルに根差してグローバルに提供。一番得する場所で、一番刺さる人に。→生活の利便性を根底的に引き上げる。
戦い方:イノベーション。圧倒的な技術やデザイン力で、市場を席巻する=寡占化。(巨大企業No1~3まで)
分野:IT、テクノロジー、ものづくり。
>グローカル
特徴:ローカルに根差しつつ、グローバルに提供する。(市場がグローバル=外貨)。都市側が金払う。地元が日常で使う店ではない。
戦い方:富裕層、ニッチニーズ向けに、ピンホールのマーケティングを駆使して商品開発。小さく、強く。6次産業的な。全体に通用する何かを磨くみたいな。
例:強い町工場。(実は世界シェアNo1とか)、タルマーリー(パン屋・ビール)。
>ローカル
特徴:ローカルに根差してローカルに提供。地域の人に売り、地域のお金を循環させる。
戦い方:地域No1を目指す、地域になくてはならないインフラ・コモディティ・サービスの提供。労働力不足が地域に行けば行くほど、顕著なので、自動化とかIT活用で生産性向上させ集約化が進められる。
分野:飲食・小売り・介護・福祉・教育…。ユニクロ、マックも。
※グローカル/ローカル、どちらの業種でどう勝負し、どうお金を稼ぐかを考えていく。
参考文献『なぜ日本はローカル経済からよみがえるのか GとLの経済成長戦略』
◎プロデューサー/マネージャー/職人。
プロデューサー:風(都市)寄り。
マネージャー:風寄り。
職人:土(農山漁村)寄り。
グローカル型:商品を作る職人。行程や経営のマネジメント。どうやってグローバルに売り込むのか、マーケティング的なプロデュース。全て必要。
・3つの要素をひとりでやるor仲間とやって組織にするのか。ひとり、ないしは家族でやれるところへの注目。
◎豊かな暮らしのために
金銭経済と非金銭(贈与と物々交換)経済の両輪が回りだす。
グローバル市場をベースとした経済・ローカルでの自営に目覚めたプロシューマ―~それぞれの製材やサービスを物々交換・贈与。
全体を良くしたいという理念に基づいた行動。
交換をするほど、関係性は強まる。=関係性資本、豊かな生、幸せ度の向上。
続いて、【受講生の皆様の今後のキャリアについて発表】
「神山プロジェクト」創造的過疎から考える地方創生
宍倉 惠
2016年12月2日
≪11月19日~21日 徳島遠征のまとめ・感想≫
遠征お疲れ様です。�いよいよ最終回間近ですね。
最後までぎりぎり投稿ですみません…。
講座のまとめと感想シェアします。
補足や感想お願いしますm(_ _)m
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー�【19日(土)創造的過疎とは?~サテライトオフィス誘致で成功する神山町を訪問しよう~】�神山町 グリーンバレー 大南信也さま
◎「神山プロジェクト」創造的過疎から考える地方創生
>創造的過疎とは?
農林業のみに頼らない、多様な働き方のできる持続可能な地域づくり
・数<内容
・外部から人材誘致
・人口構成の健全化
・ビジネスの場
※現状を受け入れた上で地域づくりを。
>地域課題
雇用がない
→若者のUターン、移住者、後継人材の受入・育成困難
>神山プロジェクト
①サテライトオフィス
働く場所を選ばない、IT・映像・デザインなどの企業
→新たな雇用も発生
②ワークインレジデンス
町の将来に必要な働き手や企業の誘致
→中山間の商店街モデルの誕生
③神山塾
後継人材の育成
→6期77人中50%が移住。
>人口動態
2010年〜現在:転入数58世帯105名の平均年齢30歳。
転入数が転出数上回る。
>グリーンバレーの軌跡
90年代 海外交流
1998年 ロードアドプト 道路掃除を民間で
2004年 NPO法人グリーンバレー設立
※ポイント
・複数の人間が同じ成功体験すると良い!
・アイデアキラー:過去の失敗を例に挙げて新しいアイデアを破壊する人→時代の歯車を回すチャンスと捉え、「やってみたらええんちゃう?」精神であれ。できない理由よりできる方法を。とにかく始めろ!
・10〜20年後見据え、現在どうするかを考える。
・「官」は「民」が動きやすいような仕組みづくりをすべき
>神山アートインレジデンス
芸術家を招待し、作品づくりの場に。
・ソフトからハードへ
・預ける図書館〜時間軸を長くとる
手法 :観光客<アーティスト
資金が潤沢でない&専門家がいない=作品ではなく、人に焦点!
→アーティストの満足度を上げ、神山町の持つ「場の価値」を高める!
→自主滞在希望アーティストが出てくる→宿泊・アトリエ等サービスを有償提供し、ビジネス展開
・情報発信のためウェブサイト『イン 神山』→移住需要の顕在化
・受け入れ側が「働き手」「起業家」を逆指名!職種を特定することで、町のデザインが可能に。
→商店街再生、新たなひとの流れや循環の創出
>サテライトオフィスはヒトノミクス(ひとの相互交流)によって生まれた!
・Sansan:プログラマー、エンジニア、オンライン営業
・プラットイーズ :TV番組情報を放送局に配信。古民家、蔵、土地でえんがわオフィス。
>神山塾で人材育成
◎まとめ
>地域内経済循環による地方創生モデル(参考写真1参照)
◎従来型から地方創生型に転換を!
入り口は手が届くことから→新たな人の流れ→サービス産業→本丸の農業へ!
つまり…サービス→農業→景観→観光→サービス…という循環+都市圏住民、インバウンド など、相互に関わり合い、地域内経済循環が成り立つ。
(従来型:サービス産業・雇用は都市圏側にある)
>神山町の地域再生の歩み(参考写真2参照)
>創造的過疎における神山町の年少人口モデル
子どもの割合が増えていく。
現在:人口5300人、高齢化率49.5%
2060年の人口目標:3,200人、1学年20人の子ども
>神山町地方創生総合戦略
『人が移り住んでくる、帰ってくる、あるいは留まることを選択する背景には、その地域に「可能性が感じられる」なんらかの状況が存在』
・会議のメンバー ワーキンググループ:アイデアを他人事でなく、自分ごととして実行できる人。たちがアイデアを出す。コアチームは認証機関。
>「まちを将来世代につなぐプロジェクト」(参考写真3参照)
【20日(日)里海循環を考える~「森は海の恋人」そのメカニズムとは?~】�気仙沼畠山重篤さま
◎天災から地域を見直す
津波のイメージが昔のままである。
有事の際に、環境整備の大切さがわかる。先人に学ぶ。
・袋井市 江戸時代の知恵、命山
・岩手県 防潮堤 陸に波を引き込んで力弱まったところに、高さ15mの防潮堤+松林 予算考慮し最大公約数。
◎気仙沼の変遷
震災で全てを失った。海に油が流れ、火がつき、食物連鎖が止まった。「再生は10年は無理だろう。」と学者に言われる。「プランクトンが育たない海になってしまったのでは?」
3.11〜お盆
瓦礫撤去。油を食べるバクテリアのお陰で水が澄んできた。
盆過ぎ〜
海底が撹拌される→泥っぽい色になる(肥料分)→沈下して、透明な海+海底に肥料分、背景の山の環境もしっかりしている→光合成してプランクトン大量発生
森海連関学が始まり、調査が入る。「牡蠣が食べきれないくらいのプランクトンがいる」「森は海の恋人ってのは真理だ!」
→良い山からの地下水(川)があれば、海は復活できるという証明。森は海の恋人活動が震災後の復活に貢献している。
※海だけではダメ!
>牡蠣養殖
宮城は世界No.1、牡蠣のタネ(子ども)採れる。仮設住宅時期に、牡蠣向きの仕事を地域の人に担ってもらう。
◎里海循環メカニズム
書籍『鉄は魔法使い』
植物が育つには、鉄が必要。鉄がないと養分吸収できない。
海は貧血だ!〜チッソ・リン酸はたくさんあるがプランクトン少ない。
腐葉土に、(酸化しないまま海まで流れる)フルボ酸鉄含まれるので、山の環境が大事。
※ダムで養分がせき止められてしまっている。→どうやって海まで流すか。
>森〜海をデザイン
物事を考える時の基準
プランクトンが食物連鎖の底辺=大量にいないと海の生物が生きられない。
時間がかかるが、腰を据えて、自分達で考え、自分たちで取り組むこと。
>森は海の恋人
=The forest is longing for the sea
>気仙沼における、森と海への昔からの意識
山が見えるところで海水をくみ、山の神社でお供えする。その塩で御神体を清める。
>すぐにできる水質検査
石の下にいる水生昆虫が、上流と同じ虫がいるか。
【19日(土)〜21日(月)海陽国を創ろう!~徳島県海陽町にて資源視察&活用ワークショップ~、漁業体験~大敷網漁法~】�アースカラー 高畑さま、早川さま、坂東さまはじめ海陽町役場の皆様
[19日 海陽町役場 坂東さま]
>人口減少が著しく、このままでは海陽町が消滅してしまう!
→減少を緩やかに。
安心して暮らせるまちづくりを。
労働面…
①現産業の存続=水産業
★安心して働ける場を&誇りを持てる仕事を。
②新たな企業の誘致
★新たな働き方(場所)の提供&子どもたちに知ってもらう
>取り組み(参考写真4参照)
①現産業について
鞆浦漁協 加工場の新設
目的:地元地域に愛される魚介類を提供する!
手段:未利用魚や値のつかない魚を使用することで、漁業従事者の所得向上を目指す!
②新たな産業について
海陽町サテライトオフィス誘致事業
・行政主導型〜企業と地域のパイプ役
・IT企業だけでなく、さまざまな企業を〜1次産業の発展無くしては海陽町の発展はない。
・波及型サテライトオフィス〜先進地のサポートを受けつつ海陽町スタイル(独自性・先駆性・時間短縮等)を確立させる。
◎漁業従事者の所得向上と、新たな働き方の提供で、安心して暮らせる海陽町へ!
[20日 プロジェクト具体事例紹介]
◎海陽町での仕事
>課題
・地域おこし協力隊の方針、3年後を考えて。
・アースカラーの視点×海陽町資源
>取り組み
・地域おこし協力隊募集ウェブサイト作成
・公設の施設をどう活用するか。
・伴走することでキャリア形成
※人材教育重視→法人立ち上げ
人の流出をくい止める。
>移住して感じること
・アクセスの悪さ
・生活面では困ることない
・住民の危機感のなさ
・素材が良い
◎質疑応答
>計画→誰がやるかが明らかでない。当事者が作っているわけではない。観光客<交流人口。外からの刺激。
>魅力的な仕事をつくる。受け入れ土台づくり。人手不足の人員を補う、ではだめ。どんな人が欲しいのかの整理。
>教育分野に取り組む意義、町に育ててもらったという意識=街を救いたい。出ても戻ってくる。
>サーファー層 人材が集積されてるなら活かさない手はないのでは?→文化的レベルまで、町のことを考える、など、、
[21日 ワークショップ](写真参照)
学んだことを踏まえて、海陽町の地域デザインを、ワークショップ形式で。
役場の方×受講生で。
→どのグループも「人材育成」に注目。
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【感想】
神山は新しいものを次々取り入れることへの抵抗感のなさがすごいと思いました。もはや、移住者を逆指名できるほどになっていることに、驚きです。なかでも商店街再生はすごく面白いなーと思いました。職人が揃った商店街、素晴らしいですね。本当に暮らしに必要なお店が揃うと良いなぁと思いました。
いきなり第1次産業に着手ではなく、入り口は手の届くところから、と取り組むのも、確かに、合理的だなぁと思いました。すぐに結果を追いがちですが、少しずつ、根本的な問題に向き合う土台を作っていく。ただ、しっかり何十年後かの町の姿の目標への認識を共有しておかないと、方向性を間違えてしまう可能性があるのだろうと思いました。
ただ、近年に入っての取り組みが、スピーディで、革新的すぎるように感じましたが、地域の人はついていけるのでしょうか?普段行ってるという、神山町地方創生総合戦略会議のようすも、興味がわきました。
畠山先生の気仙沼も、海陽町も、地元の人は古くから森と海の繋がりを知っていて、感謝して、しごとをして、食べ物をいただいていたのですね。日常では忘れがちな、自然からいただいている、という感覚、大切にすべきだと思います。
海陽町では、どこの地域でも抱えているであろう悩みを持ちつつも、これからの未来を考えて企業と繋がりをつくり、新しいことを取り入れ、課題に取り組む姿が、素敵だなぁと思いました。僻地に住もうという人は、便利さは求めてないと思うので、アクセスが悪くても大丈夫、だと思います!その地域だからこその魅力があるはずですよね。豊かな資源を資本に、持続可能な地域づくりが実現すると良いなぁと思います。
農村の良い森でたくましい子育てをしたい
宍倉 惠
2016年11月2日
《10月15日〜17日 岡山鳥取遠征のまとめ・感想》
遠征、お疲れ様でした!
だいぶ遅くなりました。申し訳ありません。
急遽予定変更あり、フレキシブルな日程でしたが、1日目の飲み会での衝撃のカミングアウト大会(?)はじめ、充実の3日間だったのではと思います。
皆さんもご感想お願いしますm(_ _)m
※写真たくさん撮りました!こちらごく一部ですので、改めてアルバムつくりますね!
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【15日(土)地域おこし協力隊のOB・OGから学ぼう~地域の務めと定住するための稼ぎ~】
岡山県美作市上山 地域おこし協力隊
水柿大地さま
>在学中から地域おこし協力隊で上山へ→定住
協力隊での経験・基盤を活かす
>地域の課題×自分の得意ごと
*みんなの孫プロジェクト
半日5,000円、1日10,000円
必ずお茶の時間を作ってもらう→500円引
※お茶の時間でのふとした会話の中で困りごとを発見
>さまざまな事業に関わる。
-こだわりは、地域との関連性を意識して、多就業化させること。
-上山に還元されることをやる。自分だけの稼ぎにしない。
>村人との関係づくり
協力隊は選挙活動(笑)。村人との濃ゆい関係。
やるべきことをやる(務めを果たす)ことが、自分の好きなことをやるための準備となる。
-村人への交渉材料
「あの人にならうちの土地を任せられる」
-移住者ミーティング
タスク管理など。職場=生活の場なので、気遣い必要。住民と移住者のつなぎ役となる。
-中途半端に手を出すのは×
土地にしても空き家にしても、やりきることが大事。
>様々なことに挑戦できる環境がある。今なら、色んな知恵を教えてくれるおじいちゃんおばあちゃんがいる。
※夜は移住者の皆さんと合同懇親会
【16日(日)西粟倉元湯ゲストハウスに泊まろう~バイオマス熱エネルギーの活用とゲストハウス運営~、みたき園・板井原散策】
株式会社村楽エナジー
井筒耕平さま
*イントロ。井筒さんの話。いなかの話。
>コンサル会社、エネルギー政策立案から、現場へ。
「誰がやるの?じゃあ自分が現場へ出ないと。」
>大切にしていること
人生一度きり。今を生きること。とにかくやってみること。
「正しい人生」を選んでないか?枠組みなんて本当はないんだよ。また、肩書きも手段でしかない。
>なぜいなかか。
①空いてる資産が山ほどある。ハード施設など。チャンスがたくさん。
②ローリスク、ハイリターン。頑張れば儲かる。
③クリエイティブな人材いない。
事業ができるまで:プロデューサー(金・想い。役場など)→ディレクター(※いない!)→マネージャー(現場監督。3セクなど)→オペレーション(毎日の業務。接客スタッフなど)
ディレクターの不在。そこに人が来れば良いなぁ。
>いなかの面倒なところ
・噂の的
・「定住するの?」
・無意味なことを真面目にやる(=旧態依然なものを良い形に変化させるのが都市に比べて困難?)
・歩かなくなる
・移住者コミュニティと地元コミュニティの見えない壁
*エネルギーの話
>地域内でのエネルギーとお金のまっとうな流れを取り戻さないと。
-農村部の、公共資金(=東京)に頼った異常なエネルギー支出
>西粟倉はどんなムラか。
1480人。NPOやベンチャー企業のような機動力がある。=産業観光課がアクセル。(東京に仕事をみずから取りに行く行動力ある担当者たち)
>百年の森林事業
役場と山主が契約して、林業経営する。→出荷量は600m立方から3800m立方へ。
森の学校、ようび など木材加工にも力を入れてるため、「西粟倉の木」の量が欲しい。=自伐とのミッションの違い
課題(として指摘されていること)
※木が悪くて金になるのか
※高性能林業機械を使用(ハイリスク・ローリターン)
※施業が荒い
⇨そろそろ次のフェーズへ。
量から、質へ。自伐林業の視点の必要性。
>ローカルベンチャー発祥の地
事業展開推移
いきなり課題解決は難しい。
ベンチャー経営→課題解決
民間だからこそ、ルール・ディレクター・方針をしっかりつくれる。
>村楽エナジー、あわくら温泉元湯
宿・観光 63% コンサル20% バイオ17%
元湯コンセプト:子どもの笑顔がまんなかにある大きな「家」
・価格づけの面白さ
・エネルギー(熱)は競合あり
・宿泊はブルーオーシャン
・コンサルもやや自由にできる
>地域おこし協力隊
・起業型:西粟倉村→協力隊(委託費・活動経費)
・就職型:西粟倉村→ローカルベンチャー(委託費、活動経費)→協力隊(委託費)
2パターンあり。
ー「なんでその会社だけ?」→がんばろうとしてるから、資金入る。
>今後
国民宿舎あわくら
2018地域熱供給計画づくり
豊島での遊休施設活用
中川町ローカルベンチャー
鳥取県×日本財団のサポート
地域のコトづくり全般
>西粟倉に縛られず、分野や領域にこだわらず、出会いから始まる新たな世界へ
※みたき園:芦津渓谷の仙境。山菜料理をいただき、女将さんに園内案内してもらう。
※板井原散策:人が住まなくなった消滅集落。だが、最近移住者?がカフェなどを開いている。
【17日(月)地域保育の未来〜森の幼稚園まるたんぼう視察〜、タルマーリー】
森のようちえん
西村早栄子さま
>まるたんぼう、すぎぼっくり特徴
①毎日、森(海・川含む野外)に行く。
智頭93%が森林。
林業技師、移住して半年の西村さん。農村の良い森でたくましい子育てをしたい。若者が戻るルートをつくりたい。→8年前に立ち上げ。
②見守る保育。
個性・感性・自主性・好奇心 伸ばす。
>森のようちえん 3パターン+立ち上げ人の経歴
①自主保育 子育てサークルに近い
②自然学校 土日や長期休みだけ
③まるたんぼう デンマーク、ドイツといった森と親和性高い国での保育がモデル。
+立ち上げが保育関係者or素人(小さい子をもつ親など)
>まるたんぼう、ポイント
1.智頭町全体を森と見立てる
2.立ち上げ素人だけど、経営体
=母が運営、保育士を雇用 共同保育
3.送迎あり、午後の託児あり
4.行政から補助金を受け運営
=智頭町の100人委員会:町民の良いアイデアに予算つける(初動3年間+継続の場合も)
>まるたんぼう、すぎぼっくりの違い
子ども4人からスタート⇨35人に⇨「限度は30人」
5年目にすぎぼっくりを立ち上げ、縁を二つにわける
◎まるたんぼう
定員30人、保育スタッフで現場を作る。保育のプロに任せた方が良い場面もある、という考えから。
◎すぎぼっくり
定員18人、母の関わりが大きい。かつてのまるたんぼうをすぎぼっくりに引き継いだ。
>森のようちえんの良さ
子どもが自分自身で身を守る
ー小さな挑戦を繰り返すことで、「自分はどこまでできるか」判断できるようになる。
『失敗して死なない程度のことは見守ろう』
知識よりも、感じること、不思議だなって思うこと。
字が読めるようになったら、字が読めなかった時代に戻れない。
>これからやりたいこと
◎移住しやすい環境づくり:
1.自然分娩 産む場をつくる。
2.移住後、シェアハウス→町に暮らしながら家を探せる仕組み。
3.週一母が仕事をしたら保育料が払えるようなしごとづくり
◎サドベリースクール、思考力育てる。目標を見つけることで勉強を頑張れる
産む→育つ→学ぶ の一連の流れ
>質疑応答
・大人が100%の遊びを提供するよりも、子どもたちのなかで30〜40%の遊びを作り上げる。子どもの社会を大切に。
・大人の役割は?→①共感者であること。②観察者になること。
本当に大事な時に大人が話すことで、「大人の話すことは大事」と自然と思うようになる。
・森のようちえんの効果は?→潜る、、また出てくる。いつをもって効果をはかれば良いのかは難しいが、現段階では、
小学校5〜6年でリーダーシップを発揮する。観察力育つ。
・義務教育とサドベリー。社会と繋げていくことが課題。
・サドベリーの在り方、、IT系だけだともったいない。
大人が決めたこと、ではなくこどもたちは自分たちで決めたことは責任を持つ。やりたいこととやるべきことを行ったり来たりしながら生き方。決めて行く。
・森のようちえんの内容は、日中×森の中×集団だからできること。100%家で再現するのは無理。
安全管理の覚悟も必要。
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【感想】
◎上山地域おこし協力隊
協力隊は選挙活動、その通りだなあとと頷きながら聞いていました。笑
地域との関連性を意識しながら事業を作り上げる、という考え方は、すごく大事で、そうあるべきだと思っている人は多くても、誰もが守れることではないよなぁと思いました。それだけの覚悟が水柿さんにはあるのだと。地域を守りながら地域に守られていく、まさに循環のあるべき形ですね。「はたらく」は、側(はた)を楽にすること。そうすれば、いつかは自分に回ってくる。そうして、お金・思いやる気持ちが、どこかで滞留することなく巡っていくことが、最大多数の最大幸福をつくるのだと思います。
また、楽しそうな農作業の風景を写真に収めて広報する、という姿勢も印象的でした。頑なに、「田舎で暮らす厳しさをわかっていない!」という態度をとる地元の方がいたりしますが、あまり賛同できません。気持ちはわかりますが、、。それよりも、地域に入る意思のある人と、しごとづくりを考えたり、地元の人との橋渡しをする役割に回った方がよっぽど有意義ではないでしょうか。移住する側の覚悟はもちろんですが、受け入れる側もなるべく寛容でいてほしいものです。合わない部分は、話し合えば良いのですから。
◎西粟倉
岡山にいるときも「あそこは頑張りよるなー」とおじいちゃんたちと話していた西粟倉村。訪れるのがとても楽しみでした。
井筒さんはまさに都市と農村のハイブリッド!という印象で、石徹白の平野さんと似た、知性と人情味、両面を感じる方でした。
西粟倉でのひとつのモデルを各農村に広めていけたら良いのかなあと思いました。
板井原から帰宿後の夕食までの時間、散歩をしようかなと思い、外に出たところ、地元のおじさんがふたり、井戸端会議をしていたので、入れてもらいました。西粟倉のことや、わたしがゆかりのある鏡野町など、岡山の話をしていました。そのうちのお一人は、「若い人が入って来てるが、あまりコミュニケーションがとれていない、付き合いが薄い。何をやっているかわからない。地域おこしできても帰ってしまう人がいる。なんのためにやってるんだ、、。」ということを、切実にお話しされていました。
うーん、なかなか難しい問題だなぁと思います。実感から、町民全員と親しくなることも、認めてもらうこともできないですし、合う人、合わない人がいるのは当たり前です。仕事が忙しくて地域のつとめを果たすことができないのも、心苦しいけれど致し方ない部分もあるかなと思います。しかしながら、水柿さんの仰る通り、ある意味協力隊は選挙活動である、ということも非常に納得です。その人脈から、信頼が生まれ、土地を借りることができ、仕事がまわってきて、まわりまわって地域のためになる、と思うからです。
だから正直、西粟倉の協力隊の入れ方はどうなんだろう?と思うところがあります。いきなり職員として入ってしまっては、地元との関係を築くのが難しくないでしょうか。だからこそ、1年目は、地域おこし協力隊も、緑のふるさと的な、「なんでも屋さん」である方が良いのではないかと思うのです。地域の全体像を知り、たくさんの知人ができるような仕組みが、良いような気がします。流行る気持ちもわかりますが、早ければ上手くいくものでもないような、気がします。
◎森のようちえん
何から何まで、衝撃的でした。包丁を使ってるとハラハラするし、準備を手伝わない子も、えー良いのかなあ?という疑問を持たざるを得ませんでした。が、そのあとの西村さんの講義で、たくさんの疑問が、すとんと腑に落ちたなぁ、という感じです。
何か嫌なことをされたら、「先生に言いつけるよ!!」が定石だった自分の幼稚園時代を思うと、信じられない子どもたちの問題解決能力。子どもは純粋ゆえ、子ども社会は、かなり厳しい、そうです。働かざる者食うべからず、もストレート。子ども同士のやりとりの中で、人間関係も次第に学んでゆくとのこと。
義務教育とのすり合わせが課題だそうです。「教育」とは何か、いまの時代に合ったものを考えなくてはならないですね。特に小さい頃に、いったい何を教え、どのように育てるのか、時代とともにすべきことは、変わるように思います。ただ、義務教育を変えるのは、とても時間がかかりそう…。
現段階のようにプロジェクトベースではじめていって、賛同者が多ければ、少しずつ既存のもののあり方も見直されるかもしれません。
なかなか、『コレができたから森のようちえんはすごい!価値がある!』という風に評価することは難しいと思います。むしろ、そういった数値化できない部分にこそ、学びがあり、何にも代え難い価値があるのだと思います。ここで育った子どもたちがどんな大人になるのか楽しみですね。
里山サバイバル
宍倉 惠
2016年11月6日
《11月5日 里山サバイバル〜災害時に役立つ、基本的なサバイバル技術を学ぼう〜 講座のまとめ・感想》
教養学部も終わりが近づいてきましたね。簡単にですが、以下、昨日の講座のまとめです。
薬草の講義中、度々席を外していた時間があったので、ぜひ補足をお願いしたいです!※特にカキドオシの話以前と、チンキの話あたり。
写真はすみません、後で追加しますね!
…感覚瞑想の行程をことばで書くのは、なんだかナンセンスな感じがしますね。笑
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川口拓さま
就職決まってたけどサラリーマンになりたくない+ランボーに憧れ
アウトドアの修行にカナダへ。
アメリカでネイティヴアメリカン流の自然との付き合い方を学ぶ学校へ。
2001年から日本で教え始める。
◎サバイバルではない、自然とのやりとり
ナイフ一本でもあると自然とのやりとりがなくなってしまう。なければ適した石を探し、使い方を考える、という行動が入る。
◎感覚瞑想の概念
マインドフルネス、アウェアネスとも。
サバイバルではなく、生のサイクルの波に乗ること。
例えば、ネイティヴの眼でみると、野生動物=自然のリズム合わせてダンスを踊っている。
自然をきめ細かく感じるための体操。
ネイティヴアメリカンは、きめ細かい感覚のセンサーをもって、動物を狩る時至近距離で仕留めなければいけない。
◎感覚瞑想のやりかた
①ワイドアングルビジョン
ベースとなる視野の持ちかた。
視界を広く持ち、全体的な動き・調和をみる。みているけど、みていないような。
(↔︎トンネルビジョン
字を読む、名前を認識する、など左脳的なはたらきをつかった視野)
②音。
正面、右、左、うしろ 360度の音を拾っていって、全方向から音を聞く。
③におい
この風景はどんなにおいか。
④味
この景色をまるごと口に入れたらどんな味がするだろう。
◎自然の動きは一定ではない
日の出日の入り、春夏秋冬で変化する。
春の朝とか秋の夕暮れは賑やか
動物たちが入れ替わる時間
波よりはるか上にレーダーがあるがたまには立ち返ってみると
ネイティヴアメリカン
良い、悪い、がほとんど出てこない
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◎サバイバルの基本事項
(命を守るという純粋な意味)
人間が必要なもの5要素
意識を向ける順番と人間がなくても生きていられる限界時間
第一に、酸素、そのあとは、、
①シェルター(衣服なども含む)
体温確保 3時間以内に
②水 3日
③火(光熱)
④食 30日
火:心のエネルギー
美味しくたべれたり 夜火がおこせたり。食べられないものたべれる、飲めない水が飲める。→生きようという思いが違う
※体が必要としてる順番は、どんな環境においても変わらない。手段が後に来る。(例えば、体温確保するために、食べて体内で熱をあげるなどの方法もある。食はひとつの手段である。)
◎火を起こそう
火は生きている→呼吸もするしご飯も食べる
薪を集める
①ふわっとした繊維質のもの(杉の枯葉や杉の皮など)
②離乳食 鉛筆の芯くらいの太さ
③鉛筆前後
④指くらい
⑤それ以上の太めのもの
※乾いていて、ぱきっと折れるやつ。立ち木で枯れているものは良い。
サバイバルの場合は、最小資源で長く火を灯したい→なるべく分厚く火床をつくり、温度を高める。
道具
①弓 腕くらいの長さの湾曲すくないもの。パラシュートコードを弓紐にすると良い。
②板2枚。15〜20cm×1.5cm
親指の爪で跡がつくくらい柔らかいもの。
③ハンドル(でしたっけ…?)、抑える板 脂をつける。(鼻や耳の脂つかえる)
④ナイフ
ステンレス、便利
鉄、切れ味良い。オススメはモラナイフ。安いもの使い倒して、自分に合ったもの探せば良い。
⑤麻ひも 火床用
杉の皮などで代用可。
◎野草、薬草、セイタカアワダチソウ茶を飲もう。
野草を勉強するポイント
5種の薬草を覚えるのではなく、ひとつの薬草が持つ5種類の効能を覚える。
セイタカアワダチソウ
ブタクサと間違えられるが、花粉は虫が媒介する。
・カキドオシ茶
ミント系の良い匂い精油を外に出そうとする→分泌が良くなる
・ヒメジオン
ピリッと刺激が身体をあっためてくれる。一緒に飲むことで他の薬草の効き目をよくする。
・イノコヅチ お浸しがおいしい。
・タンポポ 成分が歯磨きがわりに。苦味成分は胆汁を刺激し、消化を助ける。胃酸が出過ぎる時は、抑えるのではなく、苦味成分をとることで全体のバランスを整えてくれる。
・ギシギシ ビタミン・ミネラル。根っこが薬草として使われる。新芽がネバネバしていて、鎮静作用があるので、火傷や痛み止めに。
・カタバミ 酸っぱい=ビタミンC。消化促進。
・セイタカアワダチソウ茶
満開の花の部分を収穫。
水が沸騰したら、投入して、湯出し。
苦み、渋み=消化を促進。
リラックス効果など。
◎効能を理解するには…
香りがする=精油を含む=消毒殺菌効果を持つ。
苦み・渋みは胆汁を刺激し、消化を促進。
など、味やにおいなど身体で感じるものと、それによって起こる身体の反応を知る。
薬草でチンキ
エキナセア、ヨモギなど
★川口先生の『ブッシュクラフト』好評発売中!
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【感想】
佐倉プチ遠征、お疲れ様でした!
身体のしくみを論理的に理解して、生きるために行動をする、というわかりやすい部分と、自然のリズムを読み、自分のセンサーを近づけていく、という感覚的な部分とが良いバランスで融合した講座だったなぁと思います。
講座を受ける前は、佐倉で里山サバイバルができるのか…?もっと山奥でないといけないのでは?と思ってましたが、前提の考え方が違った、と言いますか、切迫した状況で危機迫ったかんじではなく、自然の全体の動きを読み取るなど、むしろ、静のなかの動を感じ取る、といった趣向だったので、こういうことだったんだーと納得しました。
感覚瞑想は、一度だけ体験したことのあるヨガに近いかんじがしました。気持ちよかったですね。
火起こしは、ポイントを抑えれば自然にある材料で自分にもできそう!と思いました。炎って本当にあったかいんですよね。冬の農作業の休憩時間に暖をとるため草を集めて野焼き(本当は勝手にやっちゃだめ笑)したとき、衝撃的にあったかかったなぁ、と、懐かしく思いました。切迫詰まった状況で、自力で火が起こせたら、本当に生きるエネルギーになると思います。
薬草は、いろんな味があって楽しかったですね!こんなに身体に良い効能があるもので溢れているとは、、知れば知るほど、世界が変わりますね。
自然の味の奥深さを知るほど、化学調味料系の刺激の強い濃ゆい味付けが、安っぽく感じます。
原田さんの仰っていた、自分の体の感覚をもう少し信頼してもいいかも、という言葉が印象的でした。本当ですね、そういう感覚を働かせることの大切さを思い出させてくれた講座だったと思います。
循環輪の中に自分がいることを自覚して生きていく
宍倉 惠
2016年11月2日
《10月29日 山梨遠征のまとめ・感想》
岡山に引き続き、山梨遠征、お疲れ様でした!
簡単にですが、以下、講座のまとめです。皆さんも補足やご感想、お願いします!
※こちらもアルバムつくりますねー!
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山梨県都留市 都留環境フォーラム
加藤大吾さま
ピースフルライフワーカー
奥多摩→都会っ子→環境教育→都留市
都留市に来てから、山林を開拓し、整地、建築、かとうさんちをつくる。太陽の熱を上手くつかった温室。
田んぼと畑をはじめる。→米・麦・大豆の自給をすると生活のかなり自給できる。
犬2頭・鶏40羽・羊3頭・馬1頭を飼育。→人間が食べられないものを食べてくれる。(羊の好物は大豆の殻)卵・ミルクの自給。 +小麦でケーキも作れる。攻撃的な子は食べる優先度高い、良いDNAを残すことができる。
全体像を知ることの大切さ。
茄子の芽ってどんなの?ササミって鶏のどこの部位? 切り身が泳いでると思っている現代っ子と大差ないよね。
都市は消費ばかり。環境教育をしても、紙をたくさん使ってむしろ、環境に悪いことしてないか?本当の環境教育って??
何をしている時が暮らし感が高まるか。
①生産と消費が同時にある。
②命の触れ合い、食との繋がり、出産
子どもの方が生と死に近いところにいるのではないか。
生態系の底辺、バクテリアに支えられているわたしたち。食べ物の重層利用:ヒト→イヌ→ニワトリ・ウマ・ヒツジ→虫・菌
生態系の中に自分を位置づけること。
2年ほど前に転機訪れる。
「人生ってそんなに長くないんじゃない?まだやりたいこと、たくさんある!」と気づく。
・国際的に暮らしの紹介
・「いつもの暮らし」の体験提供
・フィリピンの首狩り族 「水牛と山岳民族の“循環する暮らしツアー”」でリアルな循環する暮らしから学ぶ。
ー「伝統文化」と「高い精神性」が「誇り」や「絆」を育む。暮らしを持続可能にする。
⇄車が入れない細い道しかないムラ。文明が入って来づらい。電車に乗って東京にすぐ出られる私たちとは違う。
教育の変容→価値観の変容→多様な幸せ感を尊重する世界へ→全体の平和への貢献
教育<学習。教育とは現体制を維持するものであって人を育てるものではない。
ここでの経験は、熟成してくるもの。すぐに答えを出すことはできない。もしかしたら、死ぬまでわかんないかも。
◎にわとりの命をいただく
①どのにわとりにするか決めて、捕まえる
②頸動脈を切る、お湯に浸す、毛をむしる
③肉にする。足・頭とる。
もも、手羽、むね、ささみ
④その他の肉類の類い
砂肝、レバー、心臓、卵巣
ガラはスープに
⑤骨外し、食べやすい大きさに切る
⑥焼く
⑦いただきます!!
⑧お片付け
最後に振り返り
1.食べたにわとりはどんな味がしましたか?
2.にわとりがどの様になった時に食べ物に変わりましたか?
3.あなたの心と身体はどんなことを感じていますか?
4.にわとりを食べるということはあなたにとってどのような意味がありますか?
5.仕事や日常生活の中で命を感じるのはどんな時ですか?
6.自分の命をどのように使いたいですか?
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【感想】
今回ほんとうに迷ったのですが、参加して良かったなぁと思います。
締めるときは見れなかったし触れなかったけど、羽根をむしってるときに、あぁ、もっと近くで見れば良かったかな。と思いました。
でも、苦しそうな叫び声と息絶えるか絶えないかのとき瞬きをするにわとりの顔を見るのは辛くて、どうしてもできませんでした。こんなに生きようとしてるのに、殺すなんて。と思ってしまいました。なんというか、最後に振り絞った命に、圧倒されたような気がします。
でもゲンキンなもので、息絶えてしまってからは、羽根をむしるのも、肉を切るのも、内臓も、平気でした。
抱っこしたときあったかかったなぁとか、心臓がどくどくしてたなぁとか思いながら羽根をむしりました。
七面鳥みたいな姿になってからは、もう、食べるために、いかにお肉を上手く切り出すかに集中してた気がします。内臓のつくり、身体の仕組みにも感動しました。砂肝のなかで砂を処理するとか、卵のスタンバイとか。
お肉がもともと生き物だったことを、普段意識しながら生きていくのは、難しいですね。本当はすごく大事なプロセスがカットされてしまっていますよね。こういった経験をひとりでも多くの人ができると良いなと思いました。
生産と消費が同時にあることが大事。それは依存体制ではなく、互いに命を支え合い、ときにいただき、そしてまた土に還すというぐるぐる循環が成り立っています。輪の中に自分がいることを自覚して生きていくことが、幸せなのだろうな、と、加藤さんを見て思いました。
この経験は、おっしゃっていたとおり、じわじわ熟成してくるような気がします。今はこんな気持ち、数年後にはまた別の出来事と重なって違った想いに、なるのかもしれない。
今はまだ、上手く言葉にできないけど、間違いなく貴重な、良い経験ができた、と思えます。
農山漁村の女性のキャリア
宍倉 惠
2016年10月4日
≪9月25日(日) 農山漁村の女性のキャリアを考えよう 講座まとめと感想≫
講座のまとめと感想を共有致します。
今回動画撮影を行っていないため、参加がかなわなかった方へのフォローアップも兼ねて、補足や感想を共有していただけたらと思います!
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先生が用意してくださった、図や写真などたっぷりの素晴らしいレジュメを中心に、、
以下は補足としてお読みください。
講師:大和田順子さま
・百貨店・総合研究所・化粧品ブランド・環境コンサル等を経て2006年独立。
・2002年、LOHASを日本で紹介。各地の農山村で企業と地域をつなぎ、課題の解決を目指すCSVプロジェクトをデザイン。有機農業や生物多様性、再生可能エネルギーを活かした「持続可能な地域づくり」に情熱を注ぐ。
・世界農業遺産専門家会議委員
・東京都世田谷区在住。年間150日ほど地域に赴き、地域の人たちと地域づくりを推進。
・書籍多数。NHK地域づくりアーカイブス連載。
◎日本が直面している問題
農山漁村の過疎/環境/都市にて子供の貧困も。
→都市部では、切り離されたコミュニティや自然との「つながり」の回復が求められている。
→椎葉村に残る「つながり」
◎地方創生=持続可能な社会への転換
食・エネルギー・福祉の地域自給。里山コミュニティ経済・社会創出。
全国各地を訪ね、大和田先生が探していたもの。
→都市の生活では失われてしまっているものたち
→川の上流域を訪ね歩き、世界農業遺産そして椎葉村にたどり着く
◎世界農業遺産について ※農水省HP参照
世界36地域中日本は8地域の認定を受けている。「農業システム」として認証。
・「ほかの地域にはない」システム=他の取り組みに活用しやすい。≠同じ顔した地方都市(とりあえず駅前には巨大複合商業施設、のような)
◎世界農業遺産・大分県国東半島宇佐地域
雨が少ないのでため池を活用した稲作。クヌギ林の葉が落ち腐葉土に。原木しいたけ栽培。循環による生物多様性。
⇒農業遺産認定の波及効果
・シチトウイ(繊維)の商品開発
・地域の女性対象に食育→消費者への普及活動
・棚田再生・体験活動→地元の主役(地域活動に積極的取り組むリーダー的存在)の誕生
・着地型ツーリズムの発展
など、地域が見直され、多様な取り組みのきっかけとなる。都市化ではない発展の見込み。
◎世界農業遺産・宮崎県高千穂郷椎葉山地域 山間地農林業複合システム
サステイナブルな地域づくり。100年後につないでいく。
森林資源の保持とともに山間地の伝統農林業と地元民の強固な絆・「神楽」など日本の貴重な伝統文化の継承。
→地域資源を生かした複合型農林業=世界の山村振興のモデルとなりうる
・神話が残る山村地域
・諸塚村のモザイク林(針葉樹と広葉樹の混交林)、行政から独立した自治公民組織
・先人による500㎞に及ぶ手掘りの山腹水路の活用
・家族経営による複合農林業
・かてーり(相互扶助)の精神。困ったときはお互い様。
◎椎葉村の焼畑
・30年サイクルでの焼畑農業を継承している「焼畑蕎麦苦楽部(くらぶ)」。椎葉勝さんをはじめとした地元住民が主体となり、普及・商品開発に取り組む。
・30haのうち1回1haくらい。1年目:伐採と火入れ+蕎麦 2年目:稗 3年目:小豆 4年目:大豆 5~30年:回復期
・椎葉さんは+農家民宿+棚田で生計を立てる。
・地元の小学生の焼畑体験。交流施設も。
・焼畑蕎麦は通の間で人気。
◎地域の女性
注目すべきは
・地域おこし協力隊:モチベーション高い
・移住者:都会のキャリア・企業の感覚が生かせる
・嫁:特に定年後の60代=地域だとまだまだ若手で元気!何かしたいなあと思っている人。
ほかに子育て中、子育て後、と3タイプに分かれるので、ライフスタイルに合った協働を。
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【感想】
今回の講座では、女性のキャリアのみならず、大和田さんの取り組み全般、特に農業遺産・椎葉地域のお話をしていただきました。
地域を巡り巡った大和田さんがたどり着いた、椎葉村。古来より継承される循環システムと広まりつつある資源を活かした地域づくり、素晴らしいと思いました。
お話を聞いて、「世界農業遺産」「FSC認証」といった、外部から与えられる「お墨付きの証」は、認定されることがゴールではなく、その先にそれをどう活かし、どんな場をつくっていくのか、ということこそが大事なのだと思いました。農業遺産は、その地域独自のシステムが認められることにより、住民が地域に誇りを持ち、もっと良い地域をつくるために真剣に取り組むためのきっかけを与えることのできるものなのですね。
個人的には、山村に伝わる神話に興味があり、それが数多く残っている地域と聞くだけで、想像力がかきたてられ、わくわくします。
紹介されていた諸塚村と日之影町は、緑のふるさと協力隊の同期が派遣されていた地域でもあります。つい先日、その同期が関東から日之影町に移住し、わら細工の職人さんに弟子入りしたというホットな話題もあり、講座後に大和田先生と盛り上がりました(笑)まだ会っていないであろう彼のことを大和田先生がご存知だということは、地域の方がうれしくていろんな人に話しているのだろうなあと思います。やはり都市→小さな村への移住者は、注目の的なのですねぇ。
女性のキャリア、ということに関しては、大和田さんが「やりたい人がやればいい」と仰っていたことに私も同感でして、「女性だから○○すべき」は、私はあまり好きではありません。家庭や地域での役割分担や適正があるのは理解できるのですが、性別というより、その人の個性と関心と、それぞれの家庭や地域で合わせれば良いのかな、一番ええ具合の均衡点を探ればよいのかなあと思います。昨年度の農村暮らしで、いわゆる男仕事に、付いて回っていたこともあるからかもしれません。後ろに控える奥様方を横目に、おじさんに囲まれて育ち(?)、その頃から、ずっと考えていることではあるのですが、なかなかこれだ!と言えない自分がいます。
椎葉だけでなく、日本全国、伝統的暮らしを受け継ぐ面白い地域がきっとまだまだあるはずで、そういった地域に出会いたい、農山村巡りをしてみたいなぁと思いました。そしてそう思ってしまう自分はまだまだ好奇心で、広く浅く良いとこどりしたいんだなぁ、子どもやなぁと思います。大和田さんのようにスキルを持って農村のつながりを生み出せる方や、地に足つけて生きている人はめちゃくちゃかっこよい!!